MESSAGE
教授ご挨拶
北海道大学病院臨床遺伝子診療部のホームページへアクセスいただきありがとうございます。当診療部の部長を務めている山田崇弘と申します。
北海道大学病院臨床遺伝子診療部は「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」(文部科学省、厚生労働省、経済産業省)等に基づいて2001年12月に設置された部署です。ちょうど2001年10月に日本人類遺伝学会が認定していた「臨床遺伝学認定医」と日本臨床遺伝学会(後の日本遺伝カウンセリング学会)が認定していた「遺伝相談認定医師カウンセラー」が統合されて「臨床遺伝専門医」の認定が始まる旨が宣言され、2002年4月から臨床遺伝専門医制度が発足したタイミングになります。
新たに始まった臨床遺伝専門医制度に基づいて学内の臨床遺伝専門医が結集して始まった当診療部ですが、初代部長は故小林邦彦小児科教授が務められました。その後、2004年4月より佐々木秀直神経内科教授(現名誉教授)に引き継がれ、更に2012年4月より矢部一郎神経内科診療教授(現脳神経内科教授)が引き継がれました。発足以来の部長は三代に渡り全員が主診療科との兼任で運営されて参りましたが、臨床遺伝・ゲノム医療の発展とともに当診療部が担う責務は拡大の一途を辿り、2022年11月から私が初めて専任の教授・部長として着任いたしました。当部専任の認定遺伝カウンセラーや脳神経内科所属の松島理明副部長をはじめとした各診療科に所属する兼任スタッフとともに北海道大学病院の総合力を生かし、あらゆる分野にわたる臨床遺伝と遺伝カウンセリングを展開しております。さらに、北海道全域における遺伝医療の均てん化をめざしてICTを用いた遠隔遺伝カウンセリングや遠隔医療連携に積極的に取り組んでおります。
また、2023年4月からは研究・教育にも取り組むべく北海道大学大学院医学院に臨床遺伝学・医療倫理学教室として参画いたしました。特に2024年度からは修士課程公衆衛生学コース(2年コース)において遺伝カウンセラー養成プログラムを立ち上げました。
私どもは診療科横断的な部門として学内学外の診療科・部門と積極的に連携しながら臨床遺伝の診療・研究・教育に積極的に取り組んでまいります。今後はさらに若い力に加わっていただき益々発展させていただけることを願っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2024年春
北海道大学病院 臨床遺伝子診療部 教授・部長
北海道大学大学院医学院 臨床遺伝学・医療倫理学 教授
山田 崇弘
- 2024.03.01 ホームページ開設のお知らせ
STAFF
スタッフ紹介
ABOUT US
臨床遺伝子診療部について
01
一般の方へ
北海道大学病院臨床遺伝子診療部は、平成13年に設立して以来、各診療科と連携し、遺伝医療及び遺伝カウンセリングを行っています。
遺伝に関わる心配事がありましたら、ぜひご相談ください。
03
臨床遺伝専攻医の方へ
臨床遺伝専門医資格取得のためには、研修後3-5年と20症例の経験が必要です。症例は周産期、小児期、成人期、腫瘍領域を含み、詳記は5症例で、遺伝カウンセリングも3症例を要します。陪席参加を奨励し、予約システムか遺伝カウンセラーに連絡をお願いいたします。
04
CGCコース
北海道大学病院臨床遺伝子診療部では、2024年4月から認定遺伝カウンセラー養成コースがスタートします。認定遺伝カウンセラーに興味のある方は、下記をご覧ください。私たちと共に遺伝医療の道を歩んでいきましょう。
CONTACT